シラバス詳細

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タイトル「2023年度」、カテゴリ「全学共通教育-データサイエンス科目」

科目情報

科目名

データサイエンス特殊講義Ⅱ

講義名

データサイエンス特殊講義Ⅱ

クラス

01

担当教員

大貫 祐大郎

実務経験のある教員による科目
配当

全2-4

キャンパス区分

成城キャンパス①

開講学期

前期

開講時期

曜日・時限

金3

科目種別

講義・演習

単位数

2

講義情報

副題

VR/ARの基礎と実践 ~人の心理的側面を考慮したVR/ARの設計に向けて~

授業の内容

近年, VR (Virtual Reality) と AR (Augmented Reality) は, ゲーム業界だけでなく, 医療, マーケティング, あるいは教育など多岐にわたる分野で注目を集めています. そのため, VRとARの知識や技術の重要性は, 以前にも増して高まっています. さらに, データサイエンスの観点からも, 実社会では存在しない状況や, 統制した状況で人の行動データを取得できることで, 今まで取得できなかったデータを得ることができるため, VRとARは関心を持たれています. 一方で, VRとARを利用した人の行動データの活用や, VRとARの技術を実社会で活かすためには, 人の心理的な側面を考慮しながら, VRとARを設計していくことが重要です.

そこで, 以下の3つを目的に設定し, 本講義を実施します.
1. VRとARの作成と体験を通して, VRとARの基礎的な知識や技術を学ぶ.
2. 人の心理的な側面 (心理学, 認知科学, あるいは行動経済学の観点) を考慮しながら, VRとARを設計する方法を学ぶ.
3. VRとARを利用した人の行動データの基礎的な分析, 利用, および活用方法を学ぶ.

プログラミング言語 (C#) を使用したことがない初学者でも, プログラミング言語を使用せずに目標を到達できるように講義を実施します. そのため, VRとARに興味があれば, 初学者でも気軽に受講してください. また, VRとARで人の行動データを取得する方法や, 集計したデータの分析, 利用, および活用方法 (ビッグデータの扱いについても含む) も解説していく予定です.

到達目標

最終課題も以下と同様の内容です.
1. 人の心理的な側面を考慮しながら, どのようなVRやARを設計できるのかを述べられるようになること.
2. 社会課題解決に向けて, VRやARを使用して取得した人の行動データを分析, 利用, および活用する方法を述べられるようになること.
3. 社会課題解決への最初の一歩となるような, 基礎的なVRやARを受講者自身で作成できるようになること.

授業の方法

VRとARの説明, 作成, 応用方法の検討を授業時間内に行います.
また, 講義参加者の興味に合わせて, 適宜講義内容を変更していきます.
なお, 新型コロナウイルス感染症感染拡大により遠隔授業に切り替える場合は, Zoomにて講義を実施します.
授業内でVRとARを作成するため, 講義へのPC持参が必須となっています.

授業の計画

内容

イントロダクション (授業内容, 授業の進め方, 成績の計算方法, 受講者の興味などを確認する)

VR/ARのソフトウェア, ハードウェア, アプリケーションの説明とUnityのダウンロード

VR/ARの概要と歴史(ゲーム業界, 医療, 教育, 研究, 建築/デザイン, マーケティング, 自動車業界における応用)

心理学, 認知科学, 行動経済学とVR/ARの関わりについて

VRの体験と作成 (街の作成)

VRを利用したデータ分析 (人の行動データの取得方法とデータの分析, 利用, および活用方法 [ビッグデータの扱いについても含む] の説明)

VRを利用したゲームを作る (キーボードで操作できるドライビングシミュレーターを作成)

ARの体験と作成 (アバターの作成)

ARを利用したアプリを作成する (iPhoneのアプリを使用予定)

10

社会課題解決に向けて, VR/ARのアイデアを出す

11

アイデアの評価方法の説明と評価の実施

12

改善点を把握した上で, アイデアを再検討する

13

自作のVR/ARを作成する (前半)

14

自作のVR/ARを作成する (後半)

15

VR/ARの未来と講義のまとめ

授業の計画の補足

講義の進捗状況や受講者の興味・関心に合わせて、講義項目が変更となる場合もあります.
VR/AR業界で勤務しているゲスト講師による特別講義を実施する予定です.

課題に対するフィードバックの方法

課題出題後, 次週の講義内で課題へのフィードバックを実施します.

授業時間外の学修(予習・復習等)

講義時間内に課題が終わらなかったときには, 時間外に課題を実施することがあります.

成績評価の基準と方法

成績評価の基準と方法

割合(%)

平常点(授業への参加度等)

60

小テスト

小レポート

定期試験

定期試験に代わるレポート

その他(補足欄参照)

40

成績評価の基準と方法の補足

平常点には, 毎回の講義コメントの内容も含めます.
その他には, 最終課題 (到達目標が達成されているかどうかの確認) の内容を成績に反映させます.
具体的な成績の計算方法は, 初回の講義で説明します.

教科書

著者名

書籍名

出版社

発行年

価格

ISBN

教科書の補足

<教科書不要科目>

参考文献

著者名

書籍名

出版社

発行年

価格

ISBN

参考文献の補足

履修者への要望

第1回の授業に必ず参加し, 履修上の注意事項を確認してください.
講義中にVR/ARを作成していくので, 講義への遅刻や欠席が発生したことで作業過程が分からない場合, 講義内容についていけなくなる可能性があります.

教員との連絡・相談方法

相談可能場所

相談可能時間

E-mail Address※ [at]は@に置き換える。

補足

WebClassのメッセージ機能を利用すること.

その他

備考(特記事項)

※2022年度以降入学者のみ履修可。