シラバス詳細

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タイトル「2023年度」、カテゴリ「全学共通教育-キャリアデザイン科目」

科目情報

科目名

キャリア形成Ⅳ

講義名

キャリア形成Ⅳ〈チームワーク・協働〉

クラス

01

担当教員

勝又 あずさ

実務経験のある教員による科目
配当

全1-4

キャンパス区分

成城キャンパス①

開講学期

前期

開講時期

曜日・時限

金2

科目種別

講義・演習

単位数

2

講義情報

副題

ESD(Education for Sustainable Development)を通した小田急の未来デザイン

授業の内容

本科目の目的は、学生が、「協働」(co-production)を通して、ライフ・キャリアを取り巻く社会について学ぶことである。
具体的には、成城学園が連携協力に関する協定を締結している小田急電鉄株式会社(以下;小田急、敬称略)の有識者を招聘し、学生は、小田急におけるESG(環境:Environment、社会:Social、ガバナンス:Governance)について学び、各テーマに沿ってチームワークを行う。チームの成果は小田急の有識者らへ発表し、発表内容に対する講評を得るとともに、小田急の未来デザインへの貢献を目指す。
学生は、持続可能な未来を描き、世界が・社会が・地域が・人々が豊かになる新たなライフスタイルを提案する。このような「未来のライフスタイルのデザイン」を通して、学生は社会を理解し、大学で学ぶ意義と、卒業後のライフ・キャリアについて考え、大学生活をさらに筋肉質にしていく。
社会の今を知る、未来を考える、私たちと大学を繋ぐ小田急の、企業の魅力と挑戦を学ぶ、自ら現場に足を運び可能性を見出す、チームが一体になり創造し発信する。このような一連の活動を通して学生は学びとライフ・キャリアの意味を考える。
【実務経験のある教員等による授業科目】

到達目標

本授業では下記5点を到達目標とする
1.社会・企業・大学、社会・技術・市民、社会人・学生、チーム・個人、働く・学ぶ・生きる、ぞれぞれの協働と共存について理解できるようになる。
2.小田急をはじめ企業は、そして世界は、今、どのような挑戦をしているのか。その背景にはどのような課題があるのかを理解する。これらの課題に対して、世界市民の一人として何ができるかを認識できるようになる。
3.チームワークにおいて、自己を理解し、他者の強みを引き出し、相互にリーダーシップを発揮する場を形成できるようになる。
4.チームの成果を形にして、聴き手の心に響くプレゼンテーションができるようになる。
5.当事者意識を持ち主体的に取り組み、学びとキャリアを結びつけて考えることができるようになる。

授業の方法

1.小田急の有識者を招聘し、2回の講義に加え、学生の発表に対して2回の講評をいただく。学生は、恵まれた機会であることを認識し、積極的に質問をしながら、自発的に議論を発展させていく。
2.ゲストセッションをはじめ授業では毎回、講義と演習(グループワーク、発表)を行なう。学生は、授業終了後にその日の学びを振り返り、言語化しレポートとして提出する。
3.学生は、チームごと、主体的に文献調査・情報収集を行う。また、状況に応じてフィールドワークを行い、人々の暮らしを観察し、沿線の人々の声を聴く。

授業の計画

内容

オリエンテーション チーム編成  機密保持誓約
この科目の目的と内容を理解し、個々に目標を設定する。
チームごとにチームの目標を設定し、相互にリーダーシップを発揮する場を形成する。

ゲストセッションⅠ:小田急について学び・社会を理解する
私たちと成城大学を繋いでくれる「小田急電鉄」の魅力と挑戦について学ぶ。
小田急のESG経営に関する各取組みから学ぶ。
私たちをとりまく社会の進化・世界の未来とその可能性について議論する。

チームワークⅠ-1:チームによる協働(フィールドワーク・文献調査・情報取集)

チームワークⅠ-2:チーム内でアイデアを発散し、発表内容に収束していく

チームワークⅠ-3:発表内容の完成・チームごと発表の練習

プレゼンテーションⅠ:テーマⅠの成果をチームごとに発表・講評

チームワークⅠ-4:活動の振り返り

ゲストセッションⅡ:テーマⅡの提示:小田急の「WOOMS」

チームワークⅡ-1:チームによる共通理解(ゲストセッションの学びをもとにした共同学習)

10

チームワークⅡ-2:チームによる協働(フィールドワーク・文献調査・情報収集)

11

チームワークⅡ-3:チーム内でアイデアを発散し、自らのチームの意見として整理する

12

チームワークⅡ-4:チーム内で自らのチームの意見を、発表内容に収束していく

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チームワークⅡ-5:発表内容の完成・チームごと発表の練習

14

プレゼンテーションⅡ:テーマⅡの成果をチームごとに発表・講評

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チームワークⅡ-6:活動の振り返り/総まとめ:未来のライフスタイルデザインと私たちのライフ・キャリア
学生・市民としての私たちの役割とこれから
授業全体のふりかえり・今後のアクションと継続的発展に向けてコミットメント

授業の計画の補足

テーマⅠ/Ⅱの具体的な設定条件については、授業2回目・8回目にそれぞれ提示する。
尚、授業計画、テーマ、内容は変更になる場合もある。

課題に対するフィードバックの方法

毎回の授業終了時に提出する授業レポートについては、翌回の授業冒頭でフィードバックを行う
また、各プレゼンテーションについては小田急電鉄様より評価・講評をいただく。

授業時間外の学修(予習・復習等)

1.小田急をはじめ企業のESG、SDGs、CSR、世界を視野にCOP27→COP28、グレート・リセット、GXなど、大学としてのUSR・ESD、グリーン・ガイダンスなど、そして、みなさんが当事者として世界市民の一人としてじっくり学びたい各テーマについて、自ら事前に調べ、チームでも共有しておくこと。また、関連するニュースは毎日入手しながら、他国・他社の取組みもベンチマークをすること。また、小田急線に乗車する機会があれば、車内で観る企業CM動画、掲示物、乗客や沿線の人々のライフスタイルにも注意をはらい、日々の生活のあらゆる場面を学びの場とする。入手した情報はチームメイトやクラスメイトにも共有する。インプットしたものを整理し、先方に分かりやすくアウトプットすることにより理解が一層深まる。このような学びあいは、大学生活に大変重要であるため習慣にしていく。
2.チームによる、フィールドワーク、文献調査、発表準備、発表後の振り返り等は授業時間外にも行う。チームメイトとは、積極的にピアフィードバックや課題解決のための議論の場をもつ。
3.毎回の授業の予習・復習:学び得たことを授業レポートとして提出する。授業終了時には、すべての回の学びを振り返り言語化し、その学びを活かす経験学習を習慣づける。
授業時間外の想定学修時間:1回の授業につき3時間程度とする。

成績評価の基準と方法

成績評価の基準と方法

割合(%)

平常点(授業への参加度等)

30

小テスト

小レポート

30

定期試験

定期試験に代わるレポート

その他(補足欄参照)

40

成績評価の基準と方法の補足

1.授業の参加度(30%)←到達目標1,2に対応
2. 授業レポートの提出:授業での学びを言語化しWebClassを通して提出(30%)←到達目標1,2に対応
3.チームワークにおけるリーダーシップと、発表による活動成果と評価(20%)←到達目標3,4に対応
4.授業への取組み姿勢:授業中の発言・質問・クラス設営等の主体性(20%)←到達目標5に対応
の合計点で評価する。
本学学則に基づき、出席すべき時間数の3分の1以上欠席した者は、当該授業科目修了の認定を受けることができない。

教科書

著者名

書籍名

出版社

発行年

価格

ISBN

教科書の補足

教科書は使用せず、教科書に代わる資料をその都度配付する。

参考文献

著者名

書籍名

出版社

発行年

価格

ISBN

参考文献の補足

小田急電鉄株式会社 https://www.odakyu.jp/
小田急グループのサステナビリティ  https://www.odakyu.jp/sustainability/ 
小田急のWOOMS https://www.wooms.jp/ 

履修者への要望

協働とは何か。私たちの社会はこれからどのように発展してくのか。我々学生は何を期待されているか。自分自身は社会へどのように貢献するか。これらの問いに対して、常に当事者意識をもち考えながら臨んでほしい。
 この科目で何をどれだけ得られるか、それは自分次第である。チームワークやクラスの全体活動を通した「相互成長の場」を自ら形成してほしい。主体的・意欲的に取り組む姿勢、そして当事者意識を持って参加することをこの科目の履修条件にする。互いを尊重し、強みを引き出しあい、企業・社会へ貢献することが「キャリア形成Ⅳ〈チームワーク・協働〉」の趣旨である。
『好奇心をもち調査する、社会への理解を深める、自分なりに解釈し、他者と学びあう、自ら足を運び現場をみる、アイデアを言語化する、チームとのコンセンサス(合意形成)をはかり、共に創造する、成果を目に見える作品にする、聴き手にわかりやすいように発信する、助言を通して長所や短所を知る、相互にフィードバックを行う、次の挑戦にむけて目標をたてる』、授業で体験するこのようなプロセスを、学生は授業終了後の様々な場面でも実践してほしい。

教員との連絡・相談方法

相談可能場所

相談可能時間

E-mail Address※ [at]は@に置き換える。

補足

katsumata[at]seijo.ac.jp
※ [at]は@に置き換える。

授業開始前・終了後に直接対応する。面談希望者は、WebClassのメッセージ機能でアポイントを取ることもできる。

その他

備考(特記事項)

※2017年度以降入学者のみ履修可。 実務経験のある教員等による授業科目