シラバス詳細

タイトル「2023年度」、カテゴリ「全学共通教育-キャリアデザイン科目」

科目情報

科目名

プロジェクト演習

講義名

プロジェクト演習〈ホスピタリティとサービス〉

クラス

01

担当教員

勝又 あずさ

実務経験のある教員による科目
配当

全1・2

キャンパス区分

成城キャンパス①

開講学期

後期

開講時期

曜日・時限

金4

科目種別

演習

単位数

2

講義情報

副題

ホスピタリティと成城らしさの習得と体現

授業の内容

 本科目の目的は,学生が,キャリア形成における「無形の資産」の価値(身体的文化資本)をホスピタリティとサービスの視点から探り,自ら発揮することである。LIFE SHIFT(リンダ・グラットンら 2016)によると,無形の資産には,人的ネットワーク・信頼関係構築や新しい経験に対して開かれた姿勢などがあり,これらの資産は人生のあらゆる側面で極めて大きな役割を果たすと述べている(お金と仕事の面だけを見ると人間の本質を無視することになる)。
 一方で、成城学園の建学の精神には、次のようなことが記されている。『創立者、澤柳政太郎は、(学生にたいして)正直、真面目という道徳を身につけ、個人の「天分」を熱心かつ旺盛に伸ばした結果、知性・心情ゆたかで意志強固な「独立独行」の社会人になることを願いました。フェイアプレイの精神を持ち、美的生活を心がける「教養ある紳士淑女」になることと同時に、変わりゆく世界の中で「独創力」を持った奮起する人間となることをさらに期待しました。』
本科目では、ライフ・キャリア教育の中の、特に人格教育として、「ホスピタリティ」(おもてなし、思いやり、優しさ、歓待といった意味合い)について専門家・実践家より学び、自らも体現しながら、人としての在りようを追究していく。
【実務経験のある教員等による授業科目】

到達目標

本授業では下記5点を到達目標とする。
1. 「無形の資産」がキャリア形成にどのように関係するか自分なりに意味づけることができるようになる。
2.サービスとホスピタリティの違いと,それぞれの魅力と意義を理解し,どのような資質・態度・姿勢が求められるか口頭ならびに行為で表現できるようになる。
3.世界で通用するスマートな振る舞い(在りよう)を解説できるようになる。
4.チーム活動において自己の価値を発揮し,他者の価値を引き出し,場に貢献できる
5.活動成果発表にむけて,課されたテーマに対して必要な情報を能動的に収集・読解・解釈することができる。

授業の方法

ゲストには,ホスピタリティの専門家・実践家を招き,それぞれの実例をケーススタディしながら「ホスピタリティとサービス」について学び,社会人として仕事に向き合う姿勢と態度を身につけていく。
チーム活動においては,キャリア形成における「無形の資産」の価値をホスピタリティとサービスの視点から探り,そして,自身も様々な場面で関係していることに気づき,他者に感謝をし,自ら実践する。
終盤は学びの集大成として成果を発表しあう。スライドを投射しながらシナリオを読むことはせず,聴衆の心に響くパフォーマンスとホスピタリティを期待する。

授業の計画

内容

科目趣旨説明、キャリア形成における「無形の資産」、ライフ・キャリアにおける人権の尊重(人格教育) 、クラスづくり

ゲストセッション①ライフ・キャリアデザインと私たちの可能性

ディスカッション①ホスピタリティとは

ゲストセッション②ライフ・キャリアとホスピタリティ

チーム編成・活動①ホスピタリティ実践者へのインタビューの企画(モットー・働きがい・キャリアの築きかた・現場のエピソード等)

ゲストセッション③ライフ・キャリアとホスピタリティ

チーム活動②ホスピタリティ実践者へのインタビューの準備、インタビュー方法の習得

ゲストセッション④ライフ・キャリアとホスピタリティ

チーム活動③ホスピタリティ実践者へのインタビューのまとめ

10

ゲストセッション⑤ライフ・キャリアとホスピタリティ

11

チーム活動④プレゼンテーション準備

12

チーム活動⑤プレゼンテーション練習

13

プレプレゼンテーション:本番にむけてリハーサル・ロールプレイング

14

ファイナルプレゼンテーション

15

授業すべての回のふりかえり、相互フィードバック、アクションプラン

授業の計画の補足

ゲストスピーカーの出講日程等が変更になる場合がある。

課題に対するフィードバックの方法

毎回の授業終了時に提出する授業レポートについては、翌回の授業冒頭でフィードバックを行う
また、各プレゼンテーションについてはご来学予定のゲストの皆様より評価・講評をいただく。

授業時間外の学修(予習・復習等)

授業中は,学生同士のディスカッションといった「アウトプット学習」が中心。そのための準備として,文献の読解やワークシートの作成といった「インプット学習」が求められる。
ゲストセッションの前にはテーマに沿った事前調査を行い,また課外活動の準備として訪問先の取り組みと課題を整理すること。発表(チーム・個人)の前には,自らの意見を自らの言葉として語るよう内容を整理し声をだして発表の練習をしておくこと。また,授業を通しての学びをさらに成熟させるために,授業時間外もクラスメイトと積極的に交流しダイアログ(対話)の場を自らつくること。
尚,授業時間外の想定学修時間は1回の授業につき4時間程度とする。

成績評価の基準と方法

成績評価の基準と方法

割合(%)

平常点(授業への参加度等)

30

小テスト

小レポート

30

定期試験

定期試験に代わるレポート

その他(補足欄参照)

40

成績評価の基準と方法の補足

1.授業の参加度(30%)、2.授業レポートの提出:授業での学びを言語化して提出(30%)、2.チームでの貢献と活動成果(20%) 、3.個々の実績(20%)の合計点で評価する。
1.については、授業中の発言・質問・設営準備等の貢献、ホスピタリティとサービスの実践、受講態度やペア・グループワークにおけるファシリテーションをも評価する。
2.については、毎回の授業終了後に、学びのふりかえりをWebClassを通して行う。記載の内容も評価の対象とする。
3.4については、最終評価(プレゼンテーション)だけでなく、協同学習におけるリーダーシップをも重視する。
本学学則に基づき、出席すべき時間数の3分の1以上欠席した者は、当該授業科目修了の認定を受けることができない。

教科書

著者名

書籍名

出版社

発行年

価格

ISBN

教科書の補足

<教科書不要科目>

参考文献

著者名

書籍名

出版社

発行年

価格

ISBN

参考文献の補足

各テーマに関する書籍を授業の中で適宜紹介する。

履修者への要望

ゲストセッションにおいては特に,遅刻・私語は厳禁とする。ホスピタリティとサービスの実践者に対して,マナー・モラル・ルールを守り真摯に接すること。「無形の資産」の蓄積として,様々な分野の幅広い年齢層の社会人と関わっていく際には,気働き,心構え,礼儀を弁え,相手の立場に立ち誠意を込めて臨んでもらいたい。このような活動は学生時代には大変に思えるかもしれないが,非常に重要なことである。卒業後,社会にでてこの学びの成果を実感してもらい,今度は講演者として戻ってきてくれれば幸いである。

教員との連絡・相談方法

相談可能場所

相談可能時間

E-mail Address※ [at]は@に置き換える。

補足

katsumata[at]seijo.ac.jp
※ [at]は@に置き換える。

授業開始前・終了後に直接対応する。上記のメールアドレスへ連絡することも可能。

その他

備考(特記事項)

※2017年度以降入学者のみ履修可。 実務経験のある教員等による授業科目